デライトブログ 第18回「デライトの独自コロナ対応策について」その2 精神科に特化した訪問看護ステーションデライト

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デライトブログ 第18回「デライトの独自コロナ対応策について」その2

 

訪問看護ステーション デライト コロナ対策委員会 メンバー

 訪問看護ステーション デライト葛飾  長土居看護師
 訪問看護ステーション デライト蒲田   千野看護師
 業務部   伊東さん

前回に引き続き「デライトの独自コロナ対応策について」その2です。

―――ちなみにコロナ以前の感染系の非常時に、ご利用者さんから「具合が悪いから来てくれないかな」と言われた時はどういう対応をしていたんですか?

長土居:あまり多くないですが、感染力の強いノロウイルスや、インフルエンザが流行した際は、緊急を要さない場合には訪問しないようにしていました。
電話で状態を確認し、その方の病状に合わせて受診を促したり「無理して食べなくていいけど水分は多めに取ってね」というような助言をしたりしました。
私たちが訪問する方は、自立されている方が多く、寝たりきりや自分で動けない方はいないので、そういう対応が出来ました。

―――精神的な疾患を抱えているご利用者さんは、コロナで異常に不安になってしまう場合もあったのではないですか?

長土居:訪問回数を減らす動きになった方も多かったですが、過剰な不安感が継続するという方は少なかったです。
精神的に落ち着かなくなってしまって、訪問回数が増えたという方も当然いらっしゃいました。
全体で見ると、訪問が減った方と、増えた方が両方いたため、概ねいつも通りの訪問件数だった印象です。

千野:またデライトは担当制ではなくチームで看護していて、普段は3、4人で1人のご利用者さんを見ているんですが、この時期だけはスタッフを1人か2人の半固定にして訪問していました。人の出入りで感染可能性が高くなる危険性を最小限にとどめようと対策していました。

 千野:また関係機関にも感染防止のためにこのような対策をしていますとあらかじめ文書を出したり、利用者さんにもコロナウイルス感染対策のため主治医の了承を得て訪問回数を減らします、電話対応にしますと文書で説明をしたりしてご理解いただきました。

千野:あとは全国的にマスクが不足していましたよね。弊社はアルコールも含め、本社が備蓄していて本当に助かりました。

―――デライトとしての今後の方針はどういった感じですか?

伊東:デジタル化を一段階アップします。グーグルのG SUITEというセキュリティ、クラウド、ビデオ会議、文書作成機能の揃っているサービスがあるんですけど、それを導入して。

―――G SUITEは情報共有にも活用出来そうですね。

伊東:そうなんです。またコロナは少し大きな話でしたが、この業種って感染症は避けて通れないので、今後もきっとまた何か出るとおもいます。今回はその時の一つの事例になるので。

―――地域によっても様々な差が出るんでしょうね。感染率の高い世田谷区では、今、全員検査とか言われていますけど、同地区のデライトのステーションはどうでしたか?

伊東:23区内でも利用者さんの温度感は違いましたね。実際、世田谷区では「訪問はお休みで」というところも多かったり。高齢のご家族とかいらっしゃると余計に。

―――そうでしたか。

伊東:ただ1人暮らしの方は寂しさから、スタッフが訪問するのを楽しみにされていたみたいです。グループホームとか作業所とかそういうところが一斉に閉まって、あのタイミングでは本当に訪問スタッフとしか人と会う機会がないというご利用者さんも結構いましたし。医療や人と繋がるという点については最後の砦になっていたと思います。

―――なるほど。デライトのコロナ対策がしっかりされていることがよくわかりました。ありがとうございました。

全員:ありがとうございました。

 

 

 

 

【左から 長土居、千野、伊東】

 

 

 

 

 

 

 

【編集後記】 ブログ第18回は長土居看護師、千野看護師、伊東さんへの座談会形式での掲載2回目です。
おかげさまでご利用者さんはじめとする関係者各位のご協力もあり、当ブログ掲載日(2020年10月28日)現在もデライトではご利用者さん、スタッフ共に感染者は出ておりません。
新型コロナ対策は長期化の様相を呈しておりますが、長土居、千野、伊東の3名を中心に、デライトとして引き続き感染予防に取り組んで参ります。