デライトブログ 第13回「新人管理者の仕事について」 精神科に特化した訪問看護ステーションデライト

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デライトブログ 第13回「新人管理者の仕事について」

 訪問看護ステーション デライト足立
 管理者 宮﨑 遼

今回は、2020年2月にデライト足立開設と共に管理者になった宮﨑看護師へのインタビューです。

デライト足立は、この2月に正式なステーションになりました。それまでは看護師たちが仕事の合間に立ち寄れるサテライトとして運営されていました。

そしてデライト足立の所長である宮﨑遼さんも、所長になったばかりです。
今回は新人管理者である宮﨑さんに、所長としてのお仕事についてお訊きしました。

ーー宮﨑さんはデライトに入社する以前は、どういった経歴だったんでしょうか?
専門学校で看護師の資格を取ってから、内科や外科があるような小さな町の医院で准看護師として一年半くらい勤めていました。その後、精神科の病棟勤務の看護師として12年弱勤めていました。

ーーそこからデライトに移ることになったきっかけは?
ずっと精神科で勤めてきたので、転職先も当初は精神科の病棟や、グループホームの看護師などを探していました。そんな中で精神科医の友人から、いま伸びつつある業種ということで精神科の訪問看護を教えてもらい、そしてデライトと出会いました。

ーーデライトに入ったのはいつですか?
去年(2019年)の4月に入社しました。それ以降、デライト葛飾で訪問看護師として勤務してきました。

ーーそしてこの2月に、デライト足立が正式なステーションになり、宮﨑さんが所長になられたということですね。デライトの所長というのは、どういったお仕事なんですか?
仕事内容は、本当に多岐にわたっています。スタッフの管理と新人の教育、看護師たちのシフト表の作成や調整、各関係機関との連絡、本社への連絡。それと同時に看護師としての現場の仕事も継続しています。

ーー「各関係機関との連絡」とは、どういうことですか?
まず病院です。私たち訪問看護ステーションは、担当医からの指示書に基づいて看護を行うことが法律で決まっています。
実際は医師から直接ではなく、精神保健福祉士の方が医師の意向を伝えてくれるんですが、そちらとのやりとりや情報共有です。
それと保健センター、いわゆる保健所です。保健師さんたちも私たちと同様、それぞれの担当エリアを持っていらっしゃるので、同じエリアの保健師さんと情報共有をしています。状態が激しく変化する方もいらっしゃるので「いまちょっと落ち着かない様子みたいですよ」といったことを伝えあっています。保健師さんもお宅を訪問することもあるので、その時に見た状態を教えていただいてます。
さらに役所、行政。たとえば生活保護を受けていらっしゃる方もいらっしゃいますので、そちらの担当の方とも情報共有しています。
それから、いま足立の管轄内にはないんですが、児童相談所との連絡が必要になってくる場合もあります。

ーーそうなると互いの連絡が重要ですね。言ってることが食い違っていたら利用者さんも困ってしまいますから。
これをしっかりやっているということが、当社デライトの信頼につながっているんだと思います。他社さんではここまでやれていない所も多いですからね。

ーーそれに加えて、デライト社内でのお仕事も多いわけですよね。
そうですね。特に看護師たちのスケジュール調整には頭を悩ませています。

ーー新しくできるステーションの所長になってほしいと、最初に言われた時の気持ちはどうでしたか?
正直、自分でいいのかという迷いはありました。いままで管理者というポジションに付いたことはありませんでしたから自信もなく「ちょっと待って欲しい」というような気持ちもありました。でもずっと看護師という仕事をやってきて、看護師たちを管理する仕事もやってみたいという気持ちもありました。あとは会社から打診されたということで、元々自分はけっこうネガティブな性格なんですが、人生の中でこういうチャンスはなかなか無いだろうと思い、これもひとつのチャレンジだと思ってお受けしました。

ーーそうなると、訪問看護師として現場で働く時間は減るわけですよね?
およそ半分ほどになります。そしてあとの時間で管理業務をする形になります。でもなるべくなら現場を離れず、現場感覚を持ち続けることを意識していますね。

ーー現場と管理者としての仕事を並行しているわけですから大変ですよね。
ええ。時間的な面もそうですが、考えること、頭を使う量が格段に増えたと感じています。仕事の幅はずっと広くなりました。でもいい経験をさせてもらっていると思います。

【デライト足立管理者 宮﨑】

【編集後記】
ブログ第13回はデライト足立管理者 宮崎看護師へのインタビュー形式での掲載1回目です。
インタビュー実施は2月だったのですが、諸事情により掲載が5月になりました。
その間にもデライト足立は新しいスタッフを迎え、ご依頼も増え、日々精力的に訪問看護を行っています。
次回は宮﨑看護師へのインタビューの続きです。