デライトブログ 第25回「退院されたあとも、その人らしい生き方をサポートする」 その1

デライトブログ 第25回「退院されたあとも、その人らしい生き方をサポートする」 その1

ライトブログ第25回は、「退院されたあとも、その人らしい生き方をサポートする」その1です。
訪問看護ステーションデライト品川 河野早希さんにお話を伺いました。


―――デライトに入職した経緯を教えてください。

河野 大学を卒業して、看護師として総合病院の消化器外科に配属になりました。その後に異動の希望を出して、学生の時から興味のあった精神科の入院病棟に5年勤めさせていただきました。

―――その当時はどんな業務をしていたのですか?

河野 病棟では、薬剤治療の予約管理やセルフケアをみていました。先生が薬剤調整をするので、その副作用や効果の出方、たとえば鬱の患者さんで症状はどのくらい良くなっているかなどを先生に伝えることをしていました。

業務の忙しさは、ゆるやかに働く時もあれば、急変や状態が不安定な患者さんが重なり忙しい時もありました。

―――訪問看護という全く違う分野に転職したきっかけはなんですか?

河野 退院が近くになると、家に帰って本当に大丈夫かな? という退院不安が出てくる入院患者さんが多くいました。もちろん病棟でも不安が軽くなるように、家に帰ってからの過ごし方をイメージできるような、外出訓練や外泊訓練のあとに退院するのですが、それでも不安は消えないようで。

そこで精神疾患を持った患者さんは、長期的な退院後のサポートが本当は大事だと感じました。退院されたあとも安心で安全で、しかもその人らしくできる生き方をサポートしたいと思ったのが転職した理由です。

―――デライトに転職されてどれくらいですか? また訪問看護業務はどうですか?

河野 転職してまだ1年です。訪問看護は、ご利用者の抱えている問題が具体的なのが特徴です。例えば疾患で幻聴が聞こえるのが苦しいという症状だけではなくて、明日食べる献立をどうしようとか、受診する時の交通手段をどうしようとか、生活の中での問題がいろいろあります。デライトはそういう問題に対して、どんどん改善していこうという意識が高いです。

―――ご利用者の不安の内容が、入院中と退院後の生活の中で全く違うのですね。

河野 入院中だと薬の管理は、看護師が渡したものを飲んだり、病棟のナースステーションに薬を取りに来るというやり方をします。でも家に帰ると自分で管理をしなくてはいけません。精神科において薬物療法はもっとも一般的で効果が期待できる治療ですが、自宅での内服管理は一筋縄ではいきません。内服忘れがないようにお薬カレンダーを使用することが多いのですが、お薬カレンダーを使用していてもきちんと内服管理ができない場合もあります。その人にあった方法を考え、中にはお菓子の缶を使用して内服管理を行うこともあります。

―――転職してから、思っていたのと違うな、イメージ違うなと思ったことは? またこれまでの手法が活かせるようなことありますか?

河野 ノウハウが活かせる部分は多いです。でも例えば病院は、看護師や医療従事者の領域です。でも自宅はあくまでご利用者のテリトリーです。そこで利用さんに、こうしたほうが良いと伝えても、自分はそう思ってないと反発されたこともあります。

また認知症の方のお宅に訪問させていただく時に、事前に説明をしていた事でも、説明を忘れてしまいその場で「そんなことは聞いてない」と強く拒否されたこともあります。認知症の方は普段とリズムが違うと大きく反応されることも多いです。その人が快適に訪問を受けられるように、スタッフ間の情報共有を密に行いバイタル、関わり方、日常生活の状態把握などの流れを統一しスタッフの誰が入っても同じ看護をすることで、本人も徐々に慣れていっていただけました。今はその方とは冗談を言い合ったりして、良い関係性を築けています。







【編集後記】 ブログ第25回はデライト品川 河野さんへのインタビュー形式での掲載1回目です。
精神科病棟と精神科訪問看護との働き方やご利用者とのかかわり方の違いは興味深いですね。
次回は河野さんへのインタビュー形式での掲載2回目を掲載します。

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